社会そのほか速
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3月1日から就活ナビサイトがオープンし、ネット上には就職関連の情報が乱立しはじめた。目につくのは「面接でのマナー」を事細かに紹介するコラムだ。ビーカイブでは「面接はおじぎが命?」と題した記事で、マナーが採否の鍵を握ると不安を煽る。
「面接では入室、挨拶、退室の際に『おじぎ』をします。このおじぎの角度で面接に合格する確率が変わってきます」
マイナビスチューデントは、好感を持たれる立ち居振る舞いとして、「かかとを揃えてつま先を12~15センチほど広げる」ことを奨励。採用面接で部屋に入るときは「ノックは『3回』が正解!」というのが、「就活の基本」だと主張する。
■「就活ビジネス」は一律にできる指導しかやらない
しかし社会人から見れば、このような細かな所作で「面接に合格する確率」が変わるとも思えない。「やらないよりいい」という考えもありうるが、そんなことよりずっと大事なことがあると思う人が多いはずだ。ネットにはこのような声も見られる。
「くだらねええええええ」
「マナー講師ってホントにつまらないことばかり言う」
「わざわざこんなこという講師もいるんですね」
就活生の不安につけこんだビジネスが増えているが、そういう業者は一人ひとりに必要な対策には手間を掛けず、一律にできる指導しかやらない。そこで「自己分析」や「自己PR」とともに、「面接マナー」が主要メニューになる。
就活生もマナー方面への意識が強くなり、肝心の「企業分析」など本質的な個別課題がおろそかになっている。朝日新聞デジタルの記事でも、大手電機メーカー採用担当者がこのようにホンネを漏らしている。
「面接の準備をたいへんよくしてくる学生はたくさんいますが、表面的なことだけ話して満足して帰ってしまう学生が多い。(略)『どうせ面接を受けるなら、ちゃんと企業研究してきてください』ということです。やっていない例が目立ちます」
■「ノックは4回が常識、3回は略式」説も
面接指導の現場でも、混乱があるようだ。ヤフー知恵袋には、面接練習でドアのノックを3回したら、面接指導の先生に「そんな何回も叩かない! ノックはコンコンでしょ!」と怒られたという相談があがっている。
相談者は、「ネットを見ると、2回はトイレノックで失礼にあたる、3回が常識だ…という意見が多い」と主張。もう昔の話ではあるが、「面接指導をした先生が無知だったのではないか」と納得いかない様子だ。
これに対し、回答者は「私も『ノックは4回が常識、3回は略式。…