社会そのほか速
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「日教組どうすんだ! 日教組!」
2月19日の衆院予算委員会で、民主党の玉木雄一郎氏が、西川公也農水相(当時)の”政治とカネ”の問題を追及している最中のこと。
突如、安倍首相が発した野次に国会は騒然となった。
「これに対して玉木氏は”総理、野次を飛ばさないでください””日教組のことなんか、私、話してないじゃないですか!”と応戦しました。大島理森(ただもり)予算委員長も”いやいや、総理、総理……ちょっと静かに””野次同士のやりとりはしないように。総理もちょっと”と首相をたしなめる異例の事態へと発展しました」(全国紙政治部記者)
それにともなって、注目を浴びてしまったのが、自民党の山田賢司氏が発した野次。
「17日の衆院本会議で、志位和夫共産党委員長が過激派組織イスラム国による邦人人質事件について質問をした際、”さすがテロ政党”と野次を飛ばしたんです」
さすがにこれは本人も行きすぎと思ったのか、山田氏は19日に自らの発言を共産党側に謝罪するハメに。
「共産党の穀田(こくた)恵二国会対策委員長は謝罪を受け入れましたが、林幹雄衆院議院運営委員長に自民党への注意を求める考えです」
なんともショーモナイ騒動だが、この程度の野次は、自民党では日常茶飯事。
「自民党下野時代の5年前には、閣僚懇談会で”野次禁止令”が出されましたからね。自民党は予算委員会で連日、汚い野次を飛ばしまくり、答弁中の仙谷由人国家戦略・行革担当相(当時)には”バカ”、民主党女性議員の野次には”うるせえババア”とやりたい放題でした」(夕刊紙記者)
昨年6月の都議会で、みんなの党の塩村文夏都議に”早く結婚したほうがいいんじゃないのか”といったセクハラ野次を飛ばしたのも、自民党の鈴木章浩都議。暴言は自民党のお家芸と言わんばかりに、歴代国会でも、”トンデモ野次”のオンパレードなのだ。
「2010年に民主党・鳩山首相(当時)が、ガンジーが掲げた7つの大罪の1つ、”労働なき富”について言及すれば、自民党議員は”おまえのことだ”と猛攻撃。その他にも”ドラ息子”など、たびたび野次を浴びせました」
また、身内への応援野次でも迷言が飛び出した。
「02年に小泉首相(当時)が国家戦略として”知財立国”を掲げた際、野党から”総理が発明したことは?”という質問が出たのですが、その際、自民党の甘利明氏が発した野次が”小泉語はたくさん発明してるぞ!”というものです」
だが、民主党も負けてはいない。
「00年に民主党議員だった故・永田寿康氏が、保守党の松浪健四郎議員に発したとされる”おまえ、党首(扇千景)と何発ヤッたんだ”という野次は当時話題になりました」
国民を代表する議員のセンセイ方、品格を疑われるような野次は、ほどほどにお願いしますネ!
週刊大衆03月16日号