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海上保安学校(京都府舞鶴市)で15日、卒業式が行われ、女性47人を含む243人が海上保安官としての第一歩を踏み出した。
沖縄県・尖閣諸島周辺での相次ぐ領海侵入などを受けた海上保安庁の増員計画により、卒業生は過去最多となった。
卒業生は船舶、航空など4課程で1~2年学んだ。この日、卒業生は在校生らとともに正門から会場の講堂まで行進。同庁の佐藤雄二長官が「緊迫した状態が続き、海難事故への対応など業務は多岐にわたる。チームの中で、力を発揮できるよう研さんしてほしい」と訓示した。
卒業生を代表し、海洋科学課程の男性(19)が「厳しい訓練に耐えられたのも仲間がいたから。不撓(ふとう)不屈の精神で職務を全うする」と誓った。
仙台市出身で八戸海上保安部(青森県)の巡視船に乗る予定の男性(24)は「東日本大震災で肉親を亡くした友人もいたのに、自分は何も役立てずに悔しくて海上保安官を目指した。できることから頑張ってやっていく」と話した。