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今冬の北極 海氷面積が史上最小に 温暖化の影響で減少

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今冬の北極 海氷面積が史上最小に 温暖化の影響で減少

 今冬の北極 海氷面積が史上最小に 温暖化の影響で減少

 

  秋から冬にかけて拡大する北極の海氷面積が、今年は例年より2週間以上早く、2月25日にピークを迎え、面積は観測史上最小の1450万平方キロメートルにとどまったと、米国立雪氷データセンター(NSIDC)と米航空宇宙局(NASA)が19日発表した。

 

  
  北極海周辺に浮かぶ氷は常時変化しており、例年だと秋から冬にかけて成長し、2月の終わりから4月にかけて面積が最大に達し、以後は夏にかけて少しずつ縮小し、9月頃に最小面積となる。

 

 
  1979年から衛星で観測を続けているNSIDCの観測によると、今シーズンの面積は過去最小だった2011年の約1466万平方キロを、13万平方キロ下回る記録となった。

 

 
  NASAが19日に公表した衛星画像には、オホーツク海から北海道沿岸に押し寄せる流氷の様子も写されており、今冬の流氷面積が過去35年間の平均値に比べて減少していることも確認できる。

 

 
  NSIDCの研究者は、北極周辺の氷の面積は前の年の夏の気象条件に左右されると指摘したうえで「長期的に見るとピーク時の面積は10年間で2.5%のペースで減少している」と話し、北極の海氷面積が地球温暖化の影響を観測する指標になると結論づけた。

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