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「走るホテル」として人気を集めたJRの寝台特急「北斗星」(上野―札幌)の最後の定期運行となる札幌行き最終列車が13日夜、上野駅を出発した。
同駅のホームなどには鉄道ファンら約3000人が詰めかけ、発車時刻の午後7時3分に汽笛がホームに響き渡ると大きな歓声が上がった。ファンらは記念写真を撮ったり、「ありがとう」と手を振ったりして、ラストランを目に焼き付けた。小学1年の時に家族で札幌から乗車してファンになった東京都日野市の大学2年生の男性(20)は「車内で出会った人と話したり、ゆっくりと過ごしたりしたのは、かけがえのない思い出。いつか復活してほしい」と別れを惜しんでいた。
最後のブルートレインとして知られる北斗星は1988年3月に開業した。フランス料理が味わえる食堂車や豪華な個室寝台、シャワールームを備え、最盛期には1日に上下各3本が運行され、乗車率が8割を超える時もあった。しかし利用者が減って1日各1本となり、乗車率も6割程度となっていた。
定期運行終了後も、臨時列車として4~8月に上下計112本が運行され、8月22日の札幌発を最後に完全引退する。