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岐阜県の美濃加茂市議会は19日、受託収賄罪などに問われた藤井浩人市長(30)に対する1審の無罪判決を不服として名古屋地検が控訴したことを受け、市長に反省を求める申し入れ書を手渡した。
市議会の市長への態度表明は昨年8月、問責決議案を可決して以来2度目。
申し入れ書は、「無罪判決でひとまず安堵(あんど)したが、控訴により、今後市政への影響が続くことになった」としたうえで、「市長は政治家としての道義的責任について素直に反省を望むものである」としている。
この日の市議会全員協議会で、市議会の総意で申し入れることを決めた。藤井市長は片桐美良議長から申し入れ書を受け取ると、「深く受け止めさせていただきます」と深々と頭を下げた。市長室に戻った藤井市長は、報道陣に対し、「今後は議会と一体になって市政運営をやっていきたい」と述べ、道義的責任については「市議時代、中林(受刑者)という人間を見抜けなかった私も大きな反省点であり、気をつけたい」と語った。
片桐議長は、「勾留期間中、市長不在の状態も含め、市長から責任について明確な言葉がなかったことなどから、今回の申し入れとなった」と説明した。
また、藤井市長の支援団体などは19日夜、市生涯学習センターで、市長や弁護団らを招き、控訴に抗議する集会を開いた。