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国連防災世界会議の会合で、自身の被災体験などを語り笑顔を見せる外舘ひなたさん(左)=17日午後、仙台市青葉区の仙台国際センター
仙台市で開催中の国連防災世界会議で、若者の意見を防災施策に生かすよう求める会合が17日、開かれた。日本からは、東日本大震災で被災した中学3年生外舘ひなたさん(15)=岩手県山田町=が参加。自らの体験を踏まえ、「子どもだからできることもある」と防災などに若者が参加できる環境整備が必要と訴えた。
「私の将来を私抜きで決めないで」と名付けられた会合で、外舘さんは被災当時、「子どもだから知らなくていい」という風潮を感じたと説明。「意見を聞いてもらえなくて、役に立たないのかと思った。町の復興に関心がなくなってしまった」と振り返った。
外舘さんはその後、母親の勧めでNGOによる災害支援活動に参加して以降、同世代の仲間と復興に向けたまちづくりに携わり、「震災と向き合うことができると思った」と強調。「私は行政をはじめ、大人に子どもがまちづくりに参加できる機会やきっかけの提供を求めます」と各国から訪れた参加者に呼び掛けた。