社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
*18:27JST イーストン Research Memo(9):海外企業を中心に新商材の導入を進めている
■中期計画の進捗状況と今後の見通し
(2)個別目標の進捗状況
現行中計の中の個別目標のうち、東証上場は、2014年2月に東証2部に上場を果たし、その後、同年9月に1部指定となり、目標を達成した。以下では、海外ビジネス、新規ビジネス、特約店ビジネスの3つのテーマについて述べる。
(A)「海外ビジネス」
ルネサスイーストン<9995>は海外ビジネス売上高20,000百万円の目標を掲げている。この目標は中計最終年度を待たずに2015年3月期に達成される見通しだ。期初には今期の海外ビジネスの売上計画を20,100百万円としていたが、既に20,400百万円に上方修正されている。同社の海外ビジネスは日系企業向けが中心で、顧客の海外進出に忠実に対応する同社の姿勢が海外ビジネス売上高の伸長につながっていると弊社ではみている。
今2015年3月期の主な動きとして、シンガポール現法に大型案件を移管、アメリカ法人での自動車向け好調持続等がある。自動車分野については、アメリカ以外の地域においても堅調に推移している模様だ。2016年3月期の海外ビジネス売上高は、従来どおり20,700百万円と計画されているが、今後変更される可能性も十分に高いと弊社ではみている。
(B)「新規ビジネス」
新規ビジネスとは、別な表現で言えば「新商材」であり、ルネサスエレ社と日立製作所グループ以外の製品の取り扱いのことである。2大仕入先との関係は今後も強化・伸長を図っていくが、それと同時並行でその依存度を現状の2社合計87%から70%程度に低下させていくというのが同社が目指す方向だ。そのためには新規ビジネスの早期立ち上げは必須であるのは言うまでもない。
同社は現在、海外企業を中心に新商材の導入を進めている。詳細は以下の表のとおりである。2015年3月期はこの立ち上げが当初の計画よりも遅れている。中間期時点で全社の売上高目標を2,500百万円下方修正したが、そのうちの2,400百万円は新規ビジネスの売上目標の下方修正だ。これは新商材の販売先と見込んでいたマーケットが予想以上に早く縮小・衰退したこと等が要因だ。
プラス面の動きもある。ミツミ電機<6767>の低消費電力タイプのBluetoothモジュールと北陸電気工業<6989>の各種センサをルネサスエレ社製小型マイコンと組み合わせてリストバンド型センサのデモ機を展示会で発表したこと等はその一例だ。…