社会そのほか速
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*16:56JST SQ通過後のアク抜けも意識されやすい【クロージング】
11日の日経平均は3日ぶり反発となり、58.41円高の18723.52円(出来高概算19億2000万株)で取引を終えている。10日のNY市場はギリシャ債務問題への懸念が強まったほか、早期利上げに対する警戒感、原油先物相場の下落などが嫌気された。NYダウは300ドル超の下落となるなか、東京市場も主力株に売りが先行した。
しかし、日経平均は寄り付き直後につけた18583.52円を安値に、その後はじりじりと切り返す展開。先物主導で買い戻しとみられる動きが強まったほか、年金と見られる買いなども観測されており、押し目買い意欲の強さが窺える展開に。後場半ばには一時18836.93円まで上げ幅を広げていた。大引けにかけてはポジション調整の流れから上げ幅を縮めているが、東証1部の騰落銘柄は値上がり数が過半数を占めている。規模別指数では大型株指数のみがマイナスだった。
日経平均は5日線や一目均衡表の転換線、ボリンジャーバンドの+1σ辺りまでのリバウンドをみせている。自律反発としては十分な戻りといったところであろう。週末の先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控えており、明日辺りまでは限月交代に伴うロール・オーバーの影響を受けそうである。権利行使価格の18750円を中心に、上18875円、下18625円辺りの権利行使価格でのレンジが意識されそうだ。
全体としては先物の需給による影響を受けやすいが、物色については中核となる銘柄やテーマは定まっておらず、売り込まれていた銘柄の買い戻しなどを意識。また、配当の増額修正が相次ぐなか、配当志向の資金流入も入りやすい。また、本日の底堅い流れから、SQ通過後のアク抜けも意識されやすく、下値を切り上げてくる可能性もありそうだ。
《KO》