*07:11JST NY株式：ダウは11ドル安、早期利上げ観測後退を好感も引けにかけて下落
　
　23日の米国株式相場は下落。ダウ平均は11.61ドル安の18116.04、ナスダックは15.45ポイント安の5010.97で取引を終了した。先週の連邦公開市場委員会(FOMC)以降、早期利上げ観測の後退を好感した買いが継続しており、小幅上昇して始まった。債券利回り低下に伴うドル売りが優勢となったことで、為替相場でドル安が進行したことも支援材料となったものの、引けにかけて下落に転じた。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や消費者・サービスが上昇する一方、運輸や半導体・半導体製造装置が下落した。
　
　医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ（GILD）は、同社C型肝炎薬と抗不整脈薬の併用による副作用を発表し下落した。カンザス・シティ・サザン鉄道（KSU）は通期の売上成長見通しを引き下げ、軟調推移となった。一方で、医薬品のファイザー（PFE）は、一部アナリストによる目標株価引き上げを受け、堅調推移。事務用品小売りのステープルズ（SPLS）は、UBSによる投資判断引き上げを受け、買われた。
　
　NY原油先物相場は1バレル47ドル台へ上昇した。市場の関心は、24日、25日にそれぞれ発表される石油協会（API）とエネルギー情報局（EIA）の週間在庫統計に集まっている。
　
　（Horiko Capital Management LLC）
　
　
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