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[注目トピックス 市況・概況]欧米為替見通し:ドル指数100、米国と英・日・欧の金融政策の乖離

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[注目トピックス 市況・概況]欧米為替見通し:ドル指数100、米国と英・日・欧の金融政策の乖離

 [注目トピックス 市況・概況]欧米為替見通し:ドル指数100、米国と英・日・欧の金融政策の乖離

 *17:12JST 欧米為替見通し:ドル指数100、米国と英・日・欧の金融政策の乖離
 
 本日13日の欧米市場のドル・円は、ギリシャが約20億ユーロの債務を返済できるのか否かに注目することになる。
 
 昨日、ドル指数が12年ぶりに100超に到達した。
 
 背景としては、ドル買い要因として、米国連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が高まっていること、フィッシャーFRB副議長やルー米財務長官がドル高を容認するスタンスを示していることがある。
 
 リスク要因としては、米国議会で通貨安による損害賠償請求、環太平洋経済連携協定(TPP)に為替条項を盛り込む動きなど警戒することになる。
 
 ユーロ売り要因として、欧州中央銀行(ECB)の公的部門証券買入プログラムが長期化する可能性、ドラギ欧州中銀総裁がデフレ回避のためユーロ安を誘導していることで、ユーロ・キャリートレードが活発化していることがある。
 
 円売り要因として、日本銀行による量的質的金融緩和第3弾の可能性、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)などの外貨建て資産投資増額がある。
 
 ポンド売り要因として、カーニー・イングランド銀行総裁が「利上げは急がない」と述べたこと、総選挙への警戒感などがある。
 
 ギリシャ政府は、本日約20億ユーロの融資を返済しなければならない。
 
 ギリシャ政府と3機関(欧州委員会・欧州中央銀行・国際通貨基金)の協議が難航していることで、欧州復興開発銀行(EBRD)、経済協力開発機構(OECD)、社会保障基金などから緊急避難的に資金を手当てすることで、デフォルト(債務不履行)を回避する可能性が想定されている。
 
 【今日の欧米市場の予定】
 
 19:30 ロシア中央銀行が政策金利発表(現行15.00%、1.00%利下げの可能性)
 21:30 加・2月失業率(予想:6.7%、1月:6.6%)
 21:30 米・2月生産者物価指数(前年比予想:0.0%、1月:0.0%)
 21:30 米・2月生産者物価コア指数(前年比予想:+1.6%、1月:+1.6%)
 22:00 加・2月中古住宅販売件数(1月:前月比-3.1%)
 23:00 米・3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:95.5、2月:95.4)
 
 
 《KO》

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