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[注目トピックス 市況・概況]国内株式市場見通し:配当取り後は新年度への期待、日経平均は2万円意識へ

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[注目トピックス 市況・概況]国内株式市場見通し:配当取り後は新年度への期待、日経平均は2万円意識へ

 [注目トピックス 市況・概況]国内株式市場見通し:配当取り後は新年度への期待、日経平均は2万円意識へ

 *15:41JST 国内株式市場見通し:配当取り後は新年度への期待、日経平均は2万円意識へ
 
 ■日経平均は15年ぶりに19500円を回復
 
 先週の日経平均は上昇。日中はこう着感の強い相場展開ながらもトヨタ<7203>、ファナック<6954>などが最高値を更新する中、日経平均は15年ぶりに19500円を回復した。その後は、心理的な節目に到達したほか、欧米市場の不安定な値動きもあり、水準としては19400-19500円レベルでのもち合いではあった。その中で、任天堂<7974>とディーエヌエー<2432>がスマートフォンゲーム開発で資本提携を発表。先週のファナック<6954>同様、この「変化」を市場は評価。第2のファナックを探る流れや、ゲーム業界への再編機運なども高まる状況の中で投資家の先高期待は一段と高まっていた。
 
 注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、大方の予想通り「辛抱強くなれる」との文言は声明文から削除された。ただし、利上げのタイミングについては今後の経済状況次第であることを強調。また、2015年のGDP成長率を下方修正したことから、早期利上げ観測が後退。これを受けて為替市場ではドルが下落し、東京市場においては利益確定に向かわせる局面もみられた。しかし、トヨタ、ファナックが連日で最高値を更新するなど、先高感は依然として強い状況だ。
 
 ■3月期末配当・権利取り、実質新年度相場入り
 
 今週は3月期末配当・権利取り、および実質新年度相場入りを迎える。今回の配当落ち分は日経平均で100円超とみられている。しかし、大阪225先物とのマイナス乖離は先週末段階で60円程度であり、シカゴ日経225先物では高いところで19605円をつけている。日経平均では19700円に乗せてきており、先物市場から見ると先高感の強さが意識されやすいところ。また、ファナックが株主と対話路線に転換した市場へのインパクトは絶大だったが、先週もヤフー<4689>が配当を倍増させるなど増額修正の発表が相次いでいる。さらに決算発表や株主総会を迎える5月、6月に向けては増額修正が増える可能性が期待される状況であろう。
 
 ■GPIFと3共済は運用資産の共通指針を発表
 
 また、週末には実質新年度相場入りとなる。先週末には年金積立金管理運用独立行政法(GPIF)と国家公務員共済組合連合会、地方公務員共済組合連合会、日本私立学校振興・共済事業団の3共済は運用資産の共通指針を発表。GPIFは昨年10月、国内債券35%、国内株式25%、海外債券15%、海外株式25%とする資産構成をまとめている。…

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