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◇「沖縄三越」が改装、吉本興業の沖縄初の常設劇場も
昨年9月に閉店した那覇市・国際通りにあるデパート「沖縄三越」の建物が改装され、12日、吉本興業の沖縄初の常設劇場などが入る観光商業施設「ハピナハ(HAPINAHA)」としてオープンした。沖縄を代表するメインストリートの「新たな顔」として、年間100万人の集客を目指す。
沖縄三越は米国統治下の1957年に創業した「大越百貨店」が前身で、70年に三越と提携して名称を変更した。国際通りの中心的施設として親しまれてきたが、経営不振を理由に昨年9月に57年の歴史に幕を下ろした。
「ハピナハ」は沖縄三越から事業を引き継いだリウボウ商事(那覇市)が運営。名称は「ハッピー」と「那覇」を組み合わせた。
7階建てのうち6階まで(約7900平方メートル)を使用。1、2階には沖縄の土産品などが買える物販店や飲食店が入居。3階には吉本興業が365日公演する「よしもと沖縄花月」(220席)、4〜6階には吉本所属の木村祐一さんらのプロデュースで、お笑い芸人がキャストを務める「沖縄おもろおばけ屋敷」が入る。年中無休。
昨年は過去最高となる705万6200人の観光客が訪れるなど沖縄の観光は堅調に推移しており、悪天候でも楽しめる施設として「ハピナハ」の集客に期待が集まる。一方、国際通りが「土産物店通り」となり、郊外への大型商業施設の進出などもあって中心市街地を訪れる地元客は減っているといい、関係者は「観光客だけでなく、もう一度、地元の人も楽しめるような国際通りに変えていく一翼を担いたい」(糸数剛一リウボウ商事社長)との思いも込めている。【佐藤敬一】