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[ローマ 26日 ロイター] – ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は26日、ECBが行っている量的緩和(QE)はユーロ圏の景気回復を後押しするとし、すでに効果が表れている兆候が出ているとの認識を示した。イタリア議会の委員会で述べた。
総裁は「金融政策は循環的な回復を支援している。回復が『循環的』であることを強調したい」と指摘。失業率の高止まりなど、長期的な問題が未解決であることを念頭に、「この回復は構造的ではない」と述べた。
その上で、最近の経済指標は、金融政策が循環的な景気回復の支援に寄与していることを示しているとの認識を示した。
またイタリアが銀行の不良債権処理の支援に取り組んでいることについて、「イタリアの銀行を含め、銀行のバランスシートの足かせを軽減する措置に関して、ECBは極めて前向きに受け止めている」とし、評価する姿勢を示した。
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