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上場銘柄の配当合計額が過去最高となるなど日本株は増配を継続中だ。ただし、安定した配当をもらい続けたいなら、利回りだけでなく、配当性向などをチェックすべきだ。今回は3月20日発売のダイヤモンド・ザイ5月号から後輩と株の選び方とオススメ株を紹介しよう。
日本株全体では過去最高の配当額に!
上昇相場が怖い人は迷わず高配当株だ
企業業績の好調や株主還元への注目で、配当の増額などを実施する企業が増えている。2015年3月期の日本株全体の配当額は7兆4000億円と前期比で約1割の増加となり、2年連続で過去最高を更新する見通しとなっている。
ROEなどの指標を重視する新指数「JPX日経400」の設定の一方で、多額の内部留保への批判もあり利益のすべてを株主還元する配当性向100%の企業も出現。高配当株好きには配当性向が高い株ほど魅力的に見えるが、「配当性向が高い企業は、利益が減ると減配となりやすいので、配当狙いの投資の場合は、配当性向が低く、これから配当性向を高める余地のある企業のほうがオススメです」と、40年以上も株式市場を分析しているケイ・アセット代表の平野憲一さんはアドバイスする。
配当性向が30~50%程度の企業であれば、配当性向を高める余地もあり、減益などの不測の事態があっても、配当を維持することができる可能性が高い。また、配当性向が低い企業ほど、利益を蓄えている企業が多く、そういった企業は株主資本比率も高いので、財務も安定し、減配のリスクがさらに小さくなる。
長い目で見て強みがある高利回り株を
狙って買えば利回りも株価も安定へ!
配当利回りが3%超と高いうえに、大型の人気株で注目したいのが、積水ハウス(1928)とダイハツ工業(7262)だ。
消費増税の反動などで、軟調な展開が続いていた積水ハウスだが、相続税の改正で課税対象者が増えたことで、低層の賃貸マンションへの需要が高まり、昨年11月以降は前期比でプラスが続いている。
一方で、ダイハツ工業は注力するアジアの中でも主力のインドネシアなどが不調で減収減益に。株価が出遅れたことで、自動車メーカーの中でも、3.2%と特に配当利回りが高くなっている。ファンドマネジャーとしての豊富な経験を持つ楽天証券の窪田真之さんは、高配当株への投資について次のように語る。
「配当利回りが高いなど、割安に放置されている株には、不人気なりの理由があります。…