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[ベルリン 12日 ロイター] – ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のウィンターコルン最高経営責任者(CEO)は12日、主力の乗用車部門のコスト削減は計画の50億ユーロ(53億1000万ドル)の約半分に達していることを明らかにした。
乗用車部門の業績が新興国での需要減退やハイテク関連コストに圧迫される中、同社は競合との収益格差を縮めるため、「VW」ブランドのコスト削減規模を年間50億ユーロに引き上げる目標を掲げている。
ウィンターコルンCEOは記者会見で、不採算モデルの廃止や高額な装備の削減などにより、今年の乗用車部門の業績は「10億ユーロを大幅に上回る」規模で改善する可能性があると語った。
CEOはコスト削減の進展状況に関しそれ以上の詳細に踏み込まなかったものの、同社が昨年7月に発表したコスト削減策の進捗状況について数字を示したのは初めて。
ただ、VWの監査役メンバーで、労使協議会を代表するBernd Osterloh氏は、50億ユーロを「大幅に超える」コスト削減が必要との考えを示している。
2014年の乗用車部門の利益は14%減の24億8000万ユーロで、利益率は2.9%から2.5%に低下した。同社目標の最低水準は6%。
VWのペッチ最高財務責任者(CFO)は「精彩を欠く成長を見通しを踏まえ、2015年が好調になる保証はない」との見方を示した。
12日の欧州株式市場で、VWの株価は小幅安で推移した。
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