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[東京 16日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は4日ぶりに小反落。国内景気への期待感や日本株に対する根強い先高観が支えとなり、約15年ぶりの高値を付けたものの、買い一巡後は短期的な過熱感などが意識され、利益確定売りが優勢となった。
日銀の金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの心理も働いた。
前週末までの3営業日で日経平均は589円高と急ピッチな上昇を続けていたことを背景に、高値警戒から週明けの東京市場は小安く始まった。ただ指数は13日に発表されたSQ(特別清算指数)値の1万9225円43銭に接近すると切り返し、下値の堅さも示した。大手銀行株などが堅調に推移したことや、需給面での安心感が支えとなり、日経平均は一時94円高。前営業日に続き昨年来高値を更新した。
もっとも日銀の金融政策決定会合が17日まで予定されているほか、17─18日にはFOMCも控えており、上値追いには慎重な展開。利益確定売りも広がり、大引けにかけては方向性に乏しさもみられた。「大企業のベースアップの動きが明らかとなり、国内の消費拡大が期待されている。企業業績も上振れが見込まれているが、日銀の金融政策決定会合が開かれており、見送り材料となっている」(東洋証券・檜和田浩昭ストラテジスト)という。
個別銘柄では ザッパラス(3770.T: 株価, ニュース, レポート)が続伸。13日、2015年4月期連結業績予想の上方修正を発表し、材料視された。東洋ゴム工業(5105.T: 株価, ニュース, レポート)が急落。一時ストップ安まで売られた。13日、子会社が製造した建築用免震ゴムの一部が国土交通大臣認定の性能評価基準に適合していない事実が判明したと発表。事態の先行きを懸念した売りが出た。
東証1部騰落数は、値上がり955銘柄に対し、値下がりが790銘柄、変わらずが123銘柄だった。
日経平均.N225
終値 19246.06-8.19 続く…
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