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[東京 4日 ロイター] – 麻生太郎財務相は4日の衆院財務金融委員会で、政府債務の健全化に関連し、「基礎的財政収支(プライマリーバランス)を2020年度に黒字化させるのは単なる一里塚。バランスシートをバランスさせなければならない」との認識を示した。
丸山穂高委員(維新)への答弁。
麻生財務相はそのなかで、年間10兆円にのぼる利払い費を含めた財政収支を改善させなければ、国の借金は減らないと指摘し、基礎的収支均衡を達成したうえ、対GDPでの債務残高を改善させる必要があると語った。
長期金利の見通しについては「金利はマーケットが決める、予測しがたいものだ」とした。そのうえで「アベノミクス効果が表れ、デフレ不況から脱却すれば金利上昇のリスクは出てくる」と指摘した。
財務金融委員会では日銀の黒田東彦総裁も答弁し、2月12日の経済財政諮問会議で、国債のリスクに言及したとされる報道の真意について問われ、総裁は「ただちに財政への信認が失われる可能性は低いが、財政運営の信認確保は重要」と語った。具体的な発言内容は明らかにしなかった。
物価動向に関しては「長い目でみれば原油価格下落は経済にプラスの影響を与え、物価上昇の要因となる。(物価上昇2%の達成は)15年度を中心とする期間に2%に達するとみている。原油価格の動向によっては多少、前後する」と述べた。
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