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[ニューヨーク 11日 ロイター] – 11日のニューヨーク外為市場ではユーロ売りが加速し、ユーロは対ドルで12年ぶりの安値を更新して1.05ドルの大台に近づいた。欧州中銀(ECB)の量的緩和(QE)開始を受けて、ユーロ圏の多くの国で国債利回りが過去最低水準に低下する中、ユーロが主要通貨に対して売られた。
ユーロ/ドルEUR=は1.0509ドルに下落後、終盤は1.45%安の1.0541ドルでの取引となっている。
ロイターのデータによれば、ユーロ/ドルEUR=は今年に入ってから約12%下がっており、1.0000ドルのパリティ(等価水準)までおよそ5%の水準にある。
またユーロの下落分の約3分の1は、市場予想よりも強い米雇用統計が米連邦準備理事会(FRB)の年央の利上げ観測を強めた先週6日以降に起こっている。
バンクオブアメリカ・メリルリンチ(ロンドン)の欧州G10外為戦略部門責任者のアサナシオス・バンバキディス氏は「ユーロは短期的に難なくパリティに達することができるだろう」との見通しを示した。
ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナル(ニューヨーク)の通貨ストラテジストのチャールズ・セント・アーノード氏も「ユーロ圏諸国の国債利回りは極めて低い。投資家はユーロ建て債券を売って、ユーロからの資金分散を行っている」と述べている。
11日の欧州債券市場では、ドイツ2年債利回りDE2YT=TWEBは過去最低のマイナス0.241%、フランス2年債利回りFR2YT=TWEBもマイナス0.149%に低下している。
ユーロは円やポンドに対しても売られ、ユーロ/円EURJPY=は18カ月ぶり安値の128.29円、ユーロ/ポンドEURGBP=D4は0.70145ポンドを付けた。 続く…
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