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[23日 ロイター] – 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は23日、欧州議会で証言し、ユーロ圏のインフレ率は今後数カ月はマイナスもしくは極めて低い水準にとどまるが、年末にかけ緩やかに上昇していくとの見通しを示した。
総裁は、最近の原油価格下落の影響が年内終盤まで続くことが予想されるため、「インフレ率は今後数カ月、極めて低い水準、もしくはマイナスにとどまると想定している」と語った。
同時に「インフレ率が年末にかけ、緩やかに上昇していくと予想する。総需要に加え、ユーロの一段安、原油価格が現在の安値から戻すことに下支えされるだろう」との見解を示した。
また、原油やユーロ安、外需の緩やかな拡大、ECBの緩和政策に支えられた融資状況の改善などが追い風となり、「ユーロ圏の成長は勢いを増している」と指摘した。
ECBが量的緩和(QE)の下進めている国債買い入れプログラムについては「現時点で、ECBが買い入れる債券が十分にないとの兆候は確認していない」と指摘した。
*内容を追加して再送します。
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