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[東京 23日 ロイター] – ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)は23日、大量リコール(回収・無償修理)につながっているタカタ(7312.T: 株価, ニュース, レポート)製エアバッグの欠陥問題で、独自に米調査会社エクスポーネントに原因分析を依頼したことを明らかにした。ホンダも参加している自動車メーカー10社による共同調査とは別に、単独で進めていた調査を専門機関に委託することで早期の原因究明を目指す。
エクスポーネントはエンジニアリングや科学を専門とする米コンサルティング会社で、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)が2009年から10年にかけて米国で大規模リコールを引き起こした際にも調査依頼を受けた。
タカタ製エアバッグは作動時に異常破裂し、金属片が飛び散る恐れがあるため、自動車メーカー各社が全世界で搭載車のリコールを実施。タカタ製エアバッグを多く搭載していたホンダのリコール対象台数は1400万台超で最多となっている。
一部のリコールは製造工程に原因があったとされているが、高温多湿地域でも異常な破裂が多く発生しており、その根本的な原因は分かっていない。このため、タカタが応用研究機関の独フラウンホーファー研究所に依頼して検証を進めているほか、日米欧の自動車メーカー10社も2月に米航空宇宙・防衛大手オービタルATKに共同調査を委託した。ただ、いずれも原因特定には至っておらず、調査に時間がかかっている。
(白木真紀)
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