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[ニューヨーク 23日 ロイター] – 23日のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して続落した。米連邦準備理事会(FRB)がしばらく緩和策を続けるとの見方で、ドルの買い持ちポジションが巻き戻された。
ドルの主要6通貨に対するドル指数.DXYは直近1.07%安の96.860。ドル/円JPY=EBSは終盤の取引で0.24%安の119.750円となっている。またドル/スイスフランCHF=EBSも終盤1.2%安の0.96460フランで取引されている。
ユーロ/ドルEUR=EBSは続伸。欧州中銀(ECB)のドラギ総裁は欧州議会での証言で、ユーロ圏のインフレ率は今後数カ月きわめて低い水準ないしはマイナス圏にとどまる可能性があるものの、年末にかけては徐々に上昇していくだろうと述べた。
アナリストによれば、市場はこれをECBが債券買い入れプログラムを早期に終わらせるかもしれないとのサインと受け止めた。ユーロ/ドルは終盤1.31%高の1.09650ドルで取引されている。先週付けた約2週間ぶり高値の1.10625ドルにそう遠くない。
BKアセット・マネジメント(ニューヨーク)のマネジング・ディレクターのキャシー・リーン氏は「ドラギ総裁の楽観的コメントは、ユーロの買い戻しの動きを刺激した」と指摘した。
またフォーリン・エクスチェンジ・アナリティクスのパートナーのデビッド・ギルモア氏は「市場はまだドルを買い持ちに、ユーロを売り持ちにしている。どんな調整でもポジションの巻き戻しが起こりやすい状況だ」との認識を示した。
ドル/円 終値 119.71/73
始値 119.81/82続く…
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