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レギュラーガソリン1リットルあたりの店頭価格が、前週に引き続いて値上がりした。これで4週連続での値上がりとなる。値上がりとなった要因は、石油元売り各社が給油所向けの卸売価格を引き上げたためとみられているが、石油製品の価格調査を担当している経済産業省資源エネルギー庁は来週の店頭価格についても小幅な値上がりが予想されるとの見解を示しており、しばらくはこの値上げ傾向が続きそうな気配だ。
11日、経済産業省資源エネルギー省は9日時点のレギュラーガソリン1リットルあたりの全国平均小売価格を発表。それによれば前週2日時点での調査結果である139円30銭よりも60銭高い、139円90銭であったことがわかった。これで4週連続の値上がりとなった。
世界経済の減速懸念、またアメリカのシェールオイルの生産増を背景に、2014年秋ごろより原油価格は急落し下げ止まりの兆しを見せており、石油元売り各社が給油所向けの卸売価格を引き上げたことが影響したものとみられている。
今回の調査結果を都道府県別に見てみると、40の道府県で値上がりし、最も値上がり幅が大きかったのは沖縄県の137円30銭で、前週よりも2円20銭値上がりした。その次に値上がり幅が大きかったのは宮城県の139円50銭で、前週よりも2円値上がりした。そしてその次に大きかったのが栃木県の140円10銭で、前週よりも1円90銭値上がりした。
そのほか東京都、神奈川県、愛媛県、高知県の1都3県が前週から横ばい、また青森県が前週の138円40銭から30銭値下がりして 138円10銭、新潟県が前週の141円40銭から50銭値下がりして140円90銭、岡山県が前週の135円50銭から50銭値下がりして135円という結果であった。
レギュラーガソリン以外では、軽油が前週の119円から50銭値上がりして119円50銭、灯油も前週の84円10銭よりも30銭値上がりして84円40銭、いずれも4週連続で値上がりした。また18リットルの灯油は前週の1513円から6円値上がりして1519円という結果であった。(編集担当:滝川幸平)