社会そのほか速
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スリムになった大竹
巨人・大竹寛投手(31)の“ラーメン封印ダイエット”に「待った」だ。
11日のソフトバンク戦に先発した右腕は、5回を投げ4安打2失点とまずまずの結果を残した。前回日本ハム戦で4回3失点だった反省から「もう一度下半身をしっかり使うフォームを練習してきた」といい、この日は制球が安定していた。
だが気になるのは直球の球速。本人も「あと4~5キロは上がってきてほしいんですが…」とコメントしたが、この日の最速は142キロ。大竹本来の150キロに迫る重い直球が、これまでのところ影を潜めているのだ。
実はキャンプ中から、大竹に関しては「去年と比べると、球が少し軽いし、垂れる」という声が聞こえていた。原因についてブルペンで議論された結果、浮上したのは急激な減量による“副作用”との見方だった。
大竹は昨季9勝6敗、防御率3・98と不本意な成績に終わり、ポストシーズンも肩の故障で登板を回避した反省から、オフにダイエットを敢行し松坂100球投げ込み 次は5イニングていた。大好物のラーメンを断ち、厳しい食事制限と走り込みで95キロあった体重を5キロ以上絞ることに成功。原監督に「ラジアルタイヤ」と形容された腹も、見事に引っ込んだ。
ダイエット効果で、動きは明らかに軽くなった。しかし、あるベテランスタッフは「確かに体にキレは出たけど、軽くなりすぎた結果、重心移動がバラついて球にうまく力を伝えられていないように感じる」と指摘し「太りすぎはダメだけど、多少ポッチャリしてた方が、彼の場合はいいのかもしれない」と話した。
そこで解決策として浮上したのが、大好物のラーメン解禁だ。“ラー断ち”を続ける大竹の意志が固いことはナインの誰もが知っているが、最近はそれとなく「食べちゃえばいいんじゃない?」と本人の耳元でささやく作戦を実行しているという。
横浜の“家系ラーメン”がお気に入りという大竹だが、博多といえば、とんこつのにおい漂うラーメンの聖地。開幕前の景気付けにちょっと一杯すすっても、今ならチームの誰からも文句は出ない。