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ウェザーニューズは3月11日、日本全国の桜の開花予想「2015年 第二回桜開花予想」を発表した。開花予想の対象地点は、全国の桜の名所700カ所と全国47都道府県の主要都市、および同社の開花予想に協力するサポーターから要望のあった約8,300本の桜となる。
「2015年 第二回桜開花予想」
同社によると、3月上旬の気温は平年並み~やや低めで経過し、西~東日本のつぼみの成長は昨年の同時期よりやや遅れているという。3月中旬~下旬は平年より気温が高くなる日もあるが、3月2週目の寒の戻りによる影響で、西~東日本の桜の開花は例年並み~やや遅めとなる見込み。
3月20日頃から静岡県沿岸部で開花が始まり、その後、九州・四国の沿岸部や紀伊半島南部、西~東日本の広範囲で開花するとのこと。都心周辺では3月下旬以降に開花のピークを迎える予想となる。4月は後半になるほど平年より気温の高い日が多くなるため、北日本の桜は例年並み~やや早めに開花するとのこと。
北海道では4月末に道南から桜が咲き始め、5月半ばにかけて開花エリアが広がっていく。札幌市周辺ではゴールデンウィーク中盤から続々と開花が始まり、終盤には満開となる予想。全国で桜の開花が最も遅い根室・釧路方面では5月中旬から咲き始め、下旬まで咲きつづける見込みとのこと。
東北地方では、4月10日前後に東北南部の沿岸から桜の開花が始まり、開花前線は4月下旬にかけて北上していく見込み。一番の見頃を迎える時期は、仙台市周辺で4月半ば、秋田市周辺では4月下旬、青森市周辺では4月末になる予想となっている。
北海道の桜開花予想
東北地方の桜開花予想
関東地方では、3月下旬になると南部から次第に開花が始まる見込み。4月に入ると開花前線が北上し、関東北部では入学式を迎える頃に桜が咲き始める見込みとなっている。都心周辺では4月初め頃に見頃となり、満開の桜の下で入学式を迎える場所もあるという。横浜では、3月末から桜を楽しめる予想。
中部地方では3月20日頃に東海沿岸から桜の開花が始まり、4月上旬になると北陸地方や甲信地方でも開花時期を迎えるという。名古屋市周辺など、東海地方では4月の初めには見頃を迎える見込み。北陸地方では4月中旬が見頃になるとのこと。
関東地方の桜開花予想
中部地方の桜開花予想
近畿地方では、3月下旬には紀伊半島南部から桜の開花が始まり、3月末にかけて開花前線が北上していく予想。京阪神周辺では4月初めに見頃を迎え、4月上旬には散り始めるという。
中国・四国地方では、高知県沿岸の早いところで3月20日過ぎに開花が始まる予想となっている。その後次第に開花エリアが北上し、山陽では3月末、山陰沿岸は4月初めに開花時期を迎えるという。広島市周辺で見頃を迎えるのは4月上旬となる見込み。
近畿地方の桜開花予想
中国・四国地方の桜開花予想
九州地方では、3月下旬に沿岸部から次第に桜の開花が始まる。福岡市周辺では3月末~4月初めにかけて見頃となり、4月上旬まで桜を楽しめるとのこと。
九州地方の桜開花予想
寝台特急「トワイライトエクスプレス」が12日、大阪駅11時50分発・札幌駅14時5分発の列車をもってラストランを迎える。同列車は1989年7月、団体専用列車として運転開始。同年12月から臨時列車となり、25年間にわたり大阪~札幌間で運転された。
ラストランを迎える寝台特急「トワイライトエクスプレス」。事故やトラブルに見舞われることなく、無事に完走してくれることを願わずにはいられない
同列車は北日本・西日本の日本海側で続いた大雪や強風の影響で、3月10・11日は運転取りやめとなったが、最終運行日の12日は大阪発・札幌発ともに運転される模様だ。
大阪発の列車は同駅10番線から発車し、ダイヤ通りに走行した場合、翌朝9時52分に札幌駅に到着予定。札幌発の列車は14時5分に同駅4番線から発車し、ダイヤ通りに走行した場合、翌日12時53分に大阪駅に到着する予定となっている。
「トワイライトエクスプレス」運転終了にともない、ホームなど混雑が予想される。大阪駅では安全確保への協力を求めるポスターが掲出され、「列車の入線・発車時は必ず黄色の点字ブロックの内側にてお待ちください」「脚立・三脚を使用した撮影は禁止させていただきます」「列車の入線・発車時、フラッシュ撮影はおやめください」「撮影の際は決して押し合わないようにお願いします」など、厳守を呼びかけている。
3月14日の北陸新幹線開業によって、首都圏から長野はもとより、富山や金沢にもアクセスしやすくなる。そんな北陸新幹線の沿線には魅力的なスポットがいろいろあるが、中でも外せないのが温泉だ。
北陸新幹線の停車駅近く、あるいは駅から少し足を伸ばせば、「長い歴史を持つ名湯」「知られざる秘湯」、そして、「新興で親しみやすい上に確かな泉質」というように、様々なバリエーションの温泉宿が数多く存在している。宿泊しながらのんびりとでももちろんいいのだが、ふらりと立ち寄るだけでも十分癒やされそうだ。そこで今回、北陸新幹線に乗って旅をするならぜひ訪れてほしい温泉宿をチョイスしてみた。
「お宿 いけがみ」では、坪庭に面した総檜風呂が楽しめる
美人3姉妹がお出迎え「いけがみ」
テレビでも話題になった美人3姉妹が出迎えてくれる
まず、特に男性なら絶対行きたくなる温泉宿からご紹介。美人3姉妹の若女将が出迎えてくれる富山・魚津の「お宿 いけがみ」である。
開泉150年の歴史を持つ北山鉱泉の源泉掛け流し湯があふれる風情たっぷりの浴場、和のテイストの中に洋の使いやすさを取り入れた全6室の客室、富山の自然の恵みをふんだんに使った会席料理、迎えてくれるのは美人3姉妹……。まさに「これ以上望むものはない」といった至極の温泉宿である。
温泉は源泉掛け流し。リウマチや神経痛にも効果が期待される弱食塩泉の湯を総檜の風呂で堪能できる。北陸新幹線の駅では黒部宇奈月温泉駅が最も近く、車で約40分の距離。在来線ならJR魚津駅から魚津市民バス利用で30分、10名以上での利用ならJR魚津駅までの送迎も利用できる。
上杉謙信ゆかりの名湯「たなかや」
かつて上杉謙信が発見したと伝えられている富山・黒部の生地温泉は、全国名水百選にも選ばれた清水の里としても知られている。その一角にある「生地温泉 たなかや」は、富山湾越湖浜海岸を望む広大な日本庭園を配した、古くから人気の温泉宿だ。
温泉は無色で、やや塩気を含んでいるのが特徴。神経痛や筋肉痛のほか、冷え性などにも効果が期待できるとか。「つえをついた老人が湯に浸かったら、あまりに身体の調子が良くなったためつえを忘れて帰った」、という笑い話が残るほどの抜群の泉質だ。
悠久の歴史を感じる、見事な茶室を配した庭園も魅力のひとつ。和を存分に堪能できる温泉宿で、日帰り入浴にも対応している。北陸新幹線の駅では黒部宇奈月温泉駅が最も近く、車で約30分の距離。在来線を利用してJR生地駅まで行けば、駅から送迎を利用できる。
庭園を望みながら入浴できる「生地温泉 たなかや」の大浴場
季節を感じられる工夫をほどこし、客室も純和風をメインにしている
離れと貸切風呂でのんびり過ごせる「かなや」
石川・金沢の湯涌温泉にある「かなや~離れ青巒荘~」は、昭和8年(1933)創業の温泉宿。本館には純和風や大正モダンを感じさせる客室がそろうほか、木造数寄屋の離れの客室が3室あるのにも注目したい。
本館から離れへと続く渡り廊下は、まさに非日常空間への入り口。専用風呂が完備された離れの3室は、同じ和風でありながらそれぞれ異なる趣があり、静かな中でとことんくつろげること間違いなしだ。もちろん宿泊だけでなく、のんびり過ごせる日帰りプランもある。
温泉では、ナトリウム硫酸塩泉・カルシウム硫酸塩泉・塩化物泉の湯を堪能して、冷え性や疲労を解消すべし! 内風呂のほか、檜の露天風呂も用意されている。北陸新幹線の駅では金沢駅が最も近く、車で約35分の距離となる。
「かなや~離れ青巒荘~」では、専用風呂付き客室も用意している
和を感じる空間で非日常の時を過ごす
新幹線駅のそばとは思えない風情の「うるおい館」
長野駅から車で7分程度というと”シティービュー”をイメージするかもしれないが、「裾花峡天然温泉宿 うるおい館」は自然豊かな風景を一望できる露天風呂が魅力の温泉宿だ。
温泉は源泉掛け流しで、神経痛や冷え性にも有効なナトリウム塩化物温泉。2種類の源泉からもたらされる、ぬめりのある湯で肌もすべすべに。うるおい館は2002年に開設された比較的新しい温泉宿なのだが、近代的な設備の中にもしっかりと趣や風情が感じられる空間設計がされている。
宿泊のほか、日帰り入浴にも対応している。北陸新幹線沿線の穴場スポットとして、ぜひオススメしたい温泉宿だ。
「裾花峡天然温泉宿 うるおい館」の露天風呂からはこんな景色が楽しめる
2002年に開設された温泉宿で長野駅から車で7分程度
“お見合い露天風呂”がある「松仙閣」
最後に紹介する「中尾山温泉 松仙閣」も、長野駅から車で10分程度とアクセスしやすいところにある。皮膚病に効いたり肌がすべすべになるという単純硫黄泉の温泉が魅力だが、ここにはちょっと面白い露天風呂もある。名付けて”お見合い露天風呂”だ。
男女別の露天風呂の境に設けられた”お見合い神社”のひもを引くと仕切りの扉が開き、男女が顔を合わせて会話できる仕組みになっている。ただし、 ひもは女性側からしか引くことができない。男性側はひたすら扉が開くのを待つだけなので、扉を開いて女性が話してくれる喜びはひとしおだろう。
もちろん、そこで待っていても必ず扉が開くわけではない。「この扉の先に運命の出会いがあるかも……」などと想像しながらドキドキしてみるのも一興だ。お見合い露天風呂のほかジェットバスなども完備しており、日帰り入浴にも対応している。
「松仙閣」のユニークなお見合い露天風呂は、カップルだけでなく女性客だけでも楽しめる!
こちらも「うるおい館」同様、長野駅からアクセスできる
今回紹介したところ以外にも、北陸新幹線の沿線には実に多彩で魅力的な温泉がたくさんある。宿で1泊するのもよし、日帰りで楽しむのもよし。北陸ならではの情緒を温泉でじっくり味わっていただきたい。
※記事中の価格・情報は2015年2月取材時のもの
寝台特急「トワイライトエクスプレス」が12日、最終運転日を迎えた。これに先立ち、10日には報道公開が実施され、車両外部の洗浄シーンや検査・整備シーンも公開。メンテナンスに長年携った担当者が、同列車への思いを語った。
3月12日11時50分、寝台特急「トワイライトエクスプレス」が大阪駅を発車(写真はJR西日本提供)
同列車の第1編成が落成し、団体専用列車として運行開始されたのが1989年7月。続いて第2編成が落成し、1989年12月から臨時列車としての運行が始まった。1991年3月に第3編成が落成したことで、繁忙期の毎日運転が可能に。この3編成で今日まで運用されてきた。
「第1・第2編成の仕様はほぼ同じですが、第3編成の4号車(サロンカー)だけ少し違っていて、テーブルなどが固定なんです。他の編成だとテーブルを退けて掃除機をかけたり、じゅうたんのしみを抜いたりできるんですが、第3編成はちょっとやりづらかったですね」と語るのは、おもに車内清掃を担当するジェイアール西日本メンテックの田中憲一さん。第3編成は他の編成より清掃しにくかったものの、「手間がかかる分、かわいげがあるなあと思って(笑)。愛着がありますね」と話した。
田中さんは入社以来20年以上にわたり、「トワイライトエクスプレス」のメンテナンスに携ってきたという。「長いことこの仕事を続けられたのもトワイライトのおかげ。僕にとって会社の同僚みたいな存在です」と言う田中さんは、同列車の最終運行に向けて、「最後だから”出血大サービス”で、いつも以上に隅々まで清掃しました。事故もなく、無事終点に到着してほしいと思います」と話していた。
3月10日の報道公開にてインタビューに応じた田中憲一さん(写真左)と羽生隆男さん(同右)
「トワイライトエクスプレス」の検査・整備を25年間担当してきたJR西日本の車両管理係、羽生隆男さんも、「手間のかかる車両だっただけに寂しいし、愛着があります」とコメント。豪華寝台列車として活躍してきた同列車も車両の老朽化が進み、間近で見ると傷みが目立つ。「車両としてはまだ走れるけど、お客さんを満足させられるか……。検修の立場からいえば、潮時でもいいのかなと思ってます」と羽生さんは言う。
過去には寝台特急「日本海」「つるぎ」、急行「ちくま」も担当するなど、客車一筋だったという羽生さんだが、「トワイライトエクスプレス」の運行終了を見届けた後、自らもJR西日本を退職するとのこと。「検査マンとして寂しい気持ちもあるけど、ほっとした部分もあります」「いまは平常心でも、トワイライトの最終日はちょっと感情的になるかも。その日は仕事だけど、出場時に手を振って見送るかもしれないですね」と話していた。
この報道公開では「トワイライトエクスプレス」の第1・第2編成が並び、第2編成の車内も開放された。第2編成は当初、11日の大阪発の列車に使用され、12日の札幌発の列車でラストランとなる予定だったが、11日が運転取りやめとなったことから運用が変更され、12日の大阪発の列車に使用されたという。大阪発札幌行「トワイライトエクスプレス」は11時50分、大阪駅を発車。終点の札幌駅へ走行を続けている。
寝台特急「トワイライトエクスプレス」大阪駅発車の様子(JR西日本提供)
JR東日本は12日、北陸新幹線と上野東京ラインの運転台からの景色を撮影した動画をウェブ上に公開した。
北陸新幹線動画特設サイトイメージ
上野東京ライン専用ページイメージ
北陸新幹線の動画は、特設サイト「運転台からの車窓動画 眺め -北陸新幹線-」にて公開。現在は予告編として17秒の動画が掲載されているが、今月末には北陸新幹線高崎~金沢間(営業距離345.5km、下り)の走行中の景色を撮影した約120分の本編が公開されるとのこと。車窓から見える眺望ポイントの案内や、各地・各駅の見所の紹介などを盛り込んだ内容になるという。
上野東京ラインの動画は、JR東日本の上野東京ライン専用ページにて公開。上野東京ライン新規開業区間(営業距離3.6km)の上り・下りを運転席から撮影したそれぞれ約5分の動画が見られる。