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ラーメンを愛してやまない女子のために、おいしいだけじゃない・美しいだけじゃないラーメンを”厳選””限定”で提供する。現在、横浜赤レンガ倉庫(神奈川県横浜市)にて開催中の「ラーメン女子博15′ -Ramen girls Festival-」では何が起こっているのか、おなかを空かせて訪れてみた。
厳選された8店舗が、ラーメン女子のために限定メニューを開発
ラーメン女子に捧げる限定ラーメン
同イベントは3月7,8日の2日間開催で、会場では同イベントプロデューサーの森本聡子さんが女子的視点で厳選した8店舗が並んでいる。それぞれは女子に楽しんでもらえることをコンセプトに、健康、ビジュアル、味を創意工夫した、ラーメン女子博のための限定メニューとなっている。「女子だけか……」と思った男子諸君、大丈夫! 男子もウェルカムなのだ。
ラーメンはどれも1杯900円。「少しずつ食べ比べてみたい! 」というニーズに応え、ハーフサイズも1杯600円で用意している。なお、会場で購入できる当日飲食券は1,500円分を一口として販売している。
横浜赤レンガ倉庫の前に並んだ各ブース。女子はもちろん、男子もラーメンを求めて列をなしていた
8店舗の限定ラーメンを一挙に紹介!
今回、8店舗全12品のラーメンが展開されており、各店はラーメン女子博のために新しいメニューを開発した。会場でしか味わえないその味を紹介していこう。
”ラーメンクリエイター”という異名を持つ庄野智治氏の「麺や 庄の」からは「プレミアム豆乳海老白湯」を提供。豚や鶏ではなく海老やキノコからダシをとることで、ハイカロリーになりがちなラーメンを食べる罪悪感を感じさせない一品に仕上げた。豆乳ゆえんのまろやかさと海老の風味がベストマッチしている。
「麺や 庄の」の「プレミアム豆乳海老白湯」
森本さんが「2014年に一番訪れたお店じゃないかな」と言っていたのが、この「ラーメン愉悦処 似星」だ。同店では割烹の技法を学んだ阿部ポール氏がこだわりの煮干しを用いたメニューを展開しており、今回のラーメンはその名もどストレートな「煮干しラーメン」。煮干しの豊かな香りと深いコク、ちょっと固めの細麺は、ラーメンの奥深さを感じさせてくれる和な味に仕上げられている。
「ラーメン愉悦処 似星」の「煮干しラーメン」
「スタッフが全員イケメン」と森本さんも太鼓判を押す湘南を代表するラーメンダイニング「麺や Bar 渦」からは、ちょっと辛みのある豆乳ベースの「まろ辛ベジ豆乳らーめん」を用意。レモングラスのほか日本では手に入りにくいスパイスを配合し、最後にはパクチーを散らすなど、南国・アジアンを思わせる味に仕上げた。「パクチーが苦手な人は野菜にチェンジすることもできるので、オーダーする時に一声かけてみよう。
「麺や Bar 渦」はイケメンぞろい
パクチーがポイントの「まろ辛ベジ豆乳らーめん」
グリーンの麺が印象的な「麺屋 六感堂」の「グリーン麺ゆずみつば和えそば」は、麺にビタミンやミネラルが豊富なユーグレナ(和名: ミドリムシ)を練り込んだ一品。今回の特別メニューは和えそばにアレンジすることで、もちもちとした自家製麺をよりダイレクトに味わえるようになっている。
「麺屋 六感堂」の「グリーン麺ゆずみつば和えそば」
「ミシュラン東京2015」にも掲載された 「ソラノイロ」は”ベジラーメンのパイオニア”的な存在の店。今回提供する「ベジの和えソバ」は、4,5回混ぜてから食べるのがポイントだという。麺の上には柚子胡椒やバジルが添えられているので、ちょっと加えて味の変化を楽しんでみるのもいいだろう。
「ソラノイロ」の「ベジの和えソバ」
「おっぱいラーメン×SOBAHOUSE 金色不如帰×ストライク軒」の3店がコラボレーションしたブースでは、おっぱいラーメンの元グラビアアイドル・早川貴子さんの胸元につい目がいってしまうが、クリーミーで濃厚な「愛カップ(ハート)クリームヌードル」にも注目していただきたい。
「おっぱい」をイメージさせるクリームのトップには、ピリッとしたピンクペッパーを添えている。「女を甘く見ちゃだめですよ! 」というメッセージも込められているんだとか。クリームのほか、チャーシューやハマグリなど「あれもこれも試したい」というよくばり女子の希望を形にしたラーメンだ。
女子だって、どうしても早川貴子さんの胸元が気になってしまう
「おっぱいラーメン×SOBAHOUSE 金色不如帰×ストライク軒」の「愛カップ(ハート)クリームヌードル」
ラーメンとともに肉も愛する女子にぴったりなのが、「牛骨らぁ麺マタドール」の「香る!牛塩らぁ麺」。同店は通常、どっしりとした濃厚さを生かしたラーメンを展開しているが、野外でおいしいラーメンを意識して新メニューを開発。香りが立つ爽やかさが特長で、肉汁あふれる自家製ローストビーフ(400円)もぜひトッピングしていただきたい。
「牛骨らぁ麺マタドール」の「香る!牛塩らぁ麺」(自家製ローストビーフのせ)
元エステティシャンでもある店主の強い想いから、”ラーメン”と”美容”をテーマに掲げてエステも併設している「Bum Bun BLau Cafe with BeeHive」も、オープンからわずか半年で「ミシュラン2015」に仲間入りした。今回提供する「青森地鶏塩ラーメン」は、麺にスーパーフードのスピルリナを練り込み、チャーシューにはアンチエイジング効果も期待できるアグー豚を使用。調味料から一つひとつ手作りされた、身体にやさしい一杯となっている。
「Bum Bun BLau Cafe with BeeHive」の「青森地鶏塩ラーメン」
“IKE 麺(イケメン)”男性が腕を振るう
会場には女性限定エリアも設置されているため、人目を気にせずラーメンをじっくり食べることができるようになっている。さらに、”美”を意識したスムージー等の飲み物やかき氷、おいしいラーメンを愛情込めて作る”IKE 麺(イケメン)”なる男子も登場し、ラーメン女子たちをもてなしていた。
女性専用のラーメンブースも
イベントプロデューサーの森本聡子さん(左の女性)と森本さんプレゼンツの”IKE 麺(イケメン)”たち
同イベントの予定開催時間は11:00~21:00(ラストオーダー20:30)で、入場は無料。会場には男子の姿も見受けられたが、全体的には女子の方が多いようで、いまだかつてこれだけ多くの女子たちでにぎわうラーメンイベントがあっただろうかと思うほど。どの店舗も今回のために開発された限定ラーメンをそろえているので、ラーメン女子はもちろんのこと、ラーメンを愛する全ての人に至極の一杯に出合っていただければと思う。
※価格は全て税込