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愛知県名古屋市の名古屋市博物館で、江戸時代後期に巻き起こった猫ブームを紹介する「特別展 いつだって猫展」が開催される。期間は4月25日から6月7日、公開時間は9時30分から17時(入館は閉館時間の30分前まで)。
歌川国芳「絵鏡台合かゝ身(猫)」個人蔵
江戸時代に巻き起こった「猫ブーム」の諸相を紹介
同展では、浮世絵や本、招き猫の土人形などで、江戸時代に巻き起こった「猫ブーム」の諸相を紹介。5つの章立てで猫の世界を楽しむことができる。
「第1章 江戸の暮らしと猫」では、高僧の夢に猫と鼠が現れる「ねこの草子」や、歌川芳艶「猫ねつみどうけかつせん」を展示。「第2章 化ける猫」では「化け猫ブーム」の作品を展示し、「第3章 人か猫か、猫か人か」では歌川国芳「二代目市川九蔵のあわしま庄太夫」などを展示する。
「招き猫大集合」個人蔵
「第4章 福を招く猫」では、招き猫ブームにまつわる資料や人形を紹介。また、「第5章 おもちゃ絵になった猫」では、子供の手遊びのための簡易な浮世絵「おもちゃ絵」に描かれた猫の世界を展示するとのこと。
5月2日には「国芳は”猫”である。」と題して、名古屋市博物館副館長の神谷浩氏が講演。16日は同館学芸員の津田卓子氏による講演会、「江戸の猫ブーム」も開催する。
さらに、ゴールデンウィーク期間中を中心に、展覧会に展示されている猫の作品の人気投票を行う「どの猫が好き? 人気ニャンキング」や、会場で「猫また」が出題するクイズに挑戦する「猫またクイズ」のほか、「猫ぬりえ」、「なつかしの怪猫映画『怪談佐賀屋敷』鑑賞会」、焼き物のまち常滑市のキャラクターと握手や記念撮影ができる「常滑市のトコタンがやってくる!」など、バラエティー豊かな猫イベントが行われる。詳しくは同館ホームページにて。
なお、会期中の休館日は4月27日、28日、5月11日、18日、25日、26日、6月1日となる。観覧料は当日一般1,300円、高大生900円、小中生400円。