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イエメンの首都サヌアのモスク(イスラム礼拝所)で起きた連続自爆テロ事件に関し、アーネスト米大統領報道官は20日の定例会見で「市民に対するいわれなき攻撃だ」と強く非難した。事件では過激派組織「イスラム国」(IS)の分派が犯行声明を出したが、アーネスト氏はISと作戦上の連携を行っているかは不明だと指摘、宣伝目的で関係を主張している可能性もあるとの認識を示した。
AFP通信によると、イエメンの保健当局者は事件の犠牲者が少なくとも142人、負傷者は351人に上ると明らかにした。
米国務省のラスキー報道部長は20日、サヌアを掌握したイスラム教シーア派武装組織「フシ」やサレハ前大統領一派を名指しし、暴力的な挑発や、南部アデンに逃れて執務中のハディ大統領の妨害をやめるよう求めた。
ハディ氏は21日、テレビ演説を行い、国内の全政治勢力に対してサウジアラビアの首都リヤドで行う和平協議に参加するよう訴えた。ロイター通信が報じた。ハディ氏は先月、サヌアを掌握したフシによって軟禁状態に置かれた大統領公邸からアデンに脱出。いったん表明した辞意を撤回し、フシへの対決姿勢を鮮明にしている。【林哲平、ワシントン和田浩明】