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(台北 10日 中央社)台湾のメディア関係者らが今月4日、2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた福島県相馬市を訪れた。現地では、災害公営住宅「相馬井戸端長屋」の入居者などから台湾の復興支援への感謝の声が相次いでいた。
今回の視察は、日本の対台湾窓口機関、交流協会による台湾若手記者招へい事業の一環として実施されたもの。
この日は、台湾の通信社「中央通訊社」の編集者や主要紙「聯合報」の記者などが相馬市議会議員の荒秀一さんらの案内で、市内の災害公営住宅や魚市場、震災犠牲者の慰霊施設を回り、復旧・復興の現状と課題について理解を深めた。
一行は、台湾の赤十字組織が支援した災害公営住宅で、高齢の被災者が住みやすい環境づくりへの取り組みなどについて説明を受けたほか、入居者とも交流した。別れ際に、施設に住んでいる女性の一人は「住むところがあるのは台湾のおかげ」と目に涙を浮かべながら、握っていた記者の手を離さない一幕もあった。
記者らと同行した相馬市観光協会の藤本篤央さんは、1000年以上の歴史を誇る伝統行事「相馬野馬追」や観光振興に向けた施策をアピールし、「台湾の人にもっと遊びに来てほしい」と期待を示した。
(羅友辰)