社会そのほか速
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【シドニー時事】超大型サイクロン「パム」が直撃した南太平洋の島国バヌアツで、離島の被害状況が徐々に分かってきた。豪メディアによると、タンナ島に17日入ったNGO関係者は「被害は首都ポートビラより甚大だ」と指摘。民家のほか学校などコンクリート製建物も損壊しており、食料だけでなく避難所の確保も急務だと訴えた。
パムは最強レベル「カテゴリー5」の勢力で、13日にバヌアツを縦断した。17日までに死者24人が確認された。ただ、通信や交通が遮断されたままの離島が多く、犠牲者はさらに増える恐れがある。
空からの調査では、タンテ島など、首都があるエファテ島より南方の島々でも被害が大きいことがうかがえる。しかし、各地の港湾や空港は損傷しており、各国やNGOの支援チームによる物資輸送は難航している。関係者は「遠隔地に物資が届くまで数日かかる」と懸念している。
被災地では飲料水や食料不足が深刻化している。木から落ちたバナナなどを食べてしのいできたが、衛生悪化で体調を崩す被災者もいるという。