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シンガポールの「建国の父」として知られるリー・クアンユー元首相が23日午前3時18分(日本時間同午前4時18分)、自国内の病院で死去した。91歳だった。同氏は過去に「中国経済の影響力は拡大し続ける」と予言していたという。現地紙・聯合早報(電子版)などの報道を引用して、中国・参考消息が同日伝えた。
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当局の発表によると、リー氏は重度の肺炎を患い、2月5日からシンガポール総合病院で治療を受けていた。
リー氏は1923年9月16日、シンガポール生まれ。ルーツは中国広東省大埔県にある。1940年代から英国のケンブリッジ大学などで学び、弁護士資格を取得。54年にシンガポールで人民行動党(PAP)を結成し、書記長に就任した。立法議会(後の国会)の議員を経て59年にイギリス連邦内自治国の初代首相となる。65年以降はマレーシア連邦から独立したシンガポールの首相として、計31年間にわたって政権を担った。
中国経済については09年、「世界経済の中で中国が再び急成長することは、21世紀で最も影響力の大きな出来事となる」と指摘し、中国経済の影響力は拡大し続けると予言。「中国と米国の関係が東アジアの安定の基盤となっており、21世紀の中ごろには両国の関係が世界で最も重要な2カ国関係となる」と話していた。
(編集翻訳 恩田有紀)