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【ソウル=豊浦潤一】北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記は11日、名実ともに最高指導者の地位に就いて3年となる。
今年10月10日の党創建70周年に向けて具体的な成果作りが急務となっているが、そのために不可欠である国際的な孤立打破の道筋は見えていない。
◆「何一つ達成できず」
金第1書記は9日の最高人民会議を欠席した。昨秋の同会議に続く欠席で、韓国では、「権力掌握の自信と余裕の表れ」との分析も出ている。
平壌市中心部はこの3年で、高層住宅が増えたほか、コンビニエンスストアなどが登場して様変わりした。1日の朝鮮中央通信によると、オンラインショッピングモールも開設され、内政の最優先課題である「人民生活の向上」が表向きは実現しつつあるかのようにも映る。
しかし、内情は火の車だ。北朝鮮の権力中枢の動向に詳しい韓国の消息筋は、今年2月18日に平壌で行われた党中央委員会政治局拡大会議で「金第1書記が終始怒りっぱなしだった」と指摘する。金第1書記は「もうすぐ執権4年目に入るのに何一つ達成できていない」「幹部たちが私腹を肥やしているせいだ」などと幹部をどなり上げたという。
9日の最高人民会議では、昨年の内閣の活動報告に立った朴奉珠(パクポンジュ)首相が「人民生活向上と経済建設で、党の意図に合致するような解決ができなかった」と認める一幕もあった。