社会そのほか速
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【カイロ時事】2011年の民主化要求運動「アラブの春」をきっかけに、シリアでアサド政権に対する大規模抗議デモが発生してから15日で4年。政権と反体制派に過激派組織「イスラム国」を加えた三つどもえの構図で21万人以上の死者が出た内戦は、新たにクルド人勢力が台頭して4勢力がせめぎ合う展開となり、一層複雑化している。
クルド人勢力は現在、シリア北部ラッカを「首都」とする「イスラム国」と北東部の支配圏をめぐり激しい争いを繰り広げる。
クルド人勢力は従来、シリアで拡大する内戦と距離を置いてきたが、「イスラム国」に基盤を脅かされ、全面参戦に転じた。北東部ではキリスト教少数派のアッシリア人が「イスラム国」に迫害され、その「守り手」としても存在感を高めている。
クルド人勢力はこれまでに、「イスラム国」との対抗上、トルコ国境の町アインアルアラブの攻防戦などで反体制派と協力する局面もあった。しかし、アサド政権打倒の動きを見せておらず、反体制派との協力は限定的なものにとどまっている。