大がかりな不正で逮捕されたポンパット前警察庁中央捜査局（ＣＩＢ）局長の知人と称する女（38）が誘拐され暴行されたと報じられたが、警察当局によれば、この女が３月９日、元ボーイフレンドの気をひくために事件をでっち上げたと認めた。 女はポンパット前局長の事件絡みで資金洗浄対策室（ＡＭＬＯ）に赴く途中、男に無理やりタクシーに乗せられてサムットプラカン県のゴルフコースで殴られた上、金を要求されて電話で元ボーイフレンドに助けを求めたなどと証言していた。 だが、防犯カメラの映像から女が自ら進んでタクシーに乗り込んでいたことが判明。その後、「誘拐犯」の男も逮捕され、証言から男が数日前にＬＩＮＥで知り合ったこの女に狂言の片棒を担ぐよう５万バーツで頼まれたこともわかった。 女は元ボーイフレンドとよりを戻そうと誘拐事件を仕組んだものの、元ボーイフレンドは「誘拐犯」の要求を無視し身代金を支払わなかったという。 また、女はポンパット元局長についても面識がないと述べているという。