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(苗栗 15日 中央社)イングランドストーナウェイ(台南市)が展開するイギリス紅茶専門のドリンクスタンドチェーン「英国藍」が販売していたローズティーの原料から、殺虫剤や農薬として使われるDDTが検出されたことが14日明らかになった。同社はすでに同原料を使用した商品の販売を中止している。
苗栗県衛生局によると、DDTの混入は県内の店舗でアイスローズティーを購入した女性からの情報提供により発覚。飲用後に脱力症状を感じた女性は、一時は風邪を疑ったものの、翌日に再度飲んだ際も同様の症状が現れたという。
同局の検査で、同商品の原料として使われていた乾燥バラからDDTを含む計13種類の農薬が検出された。DDTは長期にわたり毒性が続くとして台湾では40年近く前から使用が禁止されている。同局の担当者は、検出された濃度は、健康に悪影響を与えるほどの高さだったと話す。
同社によると、問題の乾燥バラは台北市の業者から購入。同業者は高雄市の業者から乾燥バラを卸していた。また、原産地の表示はドイツと書かれていたものの、実際の輸入元はイランだったことも明らかになった。
同社はこの件に関し深く詫びた一方、卸売業者からは検査合格の報告書を提示されていたとの声明文を発表。今後は自社でも定期的に検査を行っていくとしている。
英国藍は1999年設立。台湾全土で96店舗を展開している。台南市衛生局は問題の原料70キログラムを回収し、処分するとしている。
(管瑞平、楊思瑞/編集:名切千絵)