社会そのほか速
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【北京=栗原守、竹腰雅彦】中国の李克強(リークォーチャン)首相は15日、全国人民代表大会(全人代=国会)閉幕後の記者会見で、「新常態(ニューノーマル)」と位置づける新たな経済情勢下での構造改革推進の決意を改めて強調した。
ただ、経済減速は鮮明で、「7・0%前後」の成長率目標達成も容易ではない状況だ。習近平(シージンピン)政権の経済運営は、停滞感が色濃くなっている。
「中国経済は世界に大きな貢献を実現できる」。李氏は約2時間20分に及ぶ記者会見でこう述べるなど、経済見通しへの不安の打ち消しに追われた。
実際、経済減速は全人代期間中に発表された統計数値でも顕著だ。11日に国家統計局が発表した1~2月期の工業生産は前年同期比6・8%増で、約6年ぶりの低水準となった。消費も高額飲食などの低迷が続く。政府は、昨年11月の基準金利引き下げ以降、金融緩和策を相次いで打ち出しているが、経済成長の底上げに至っていない。