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中国中央テレビ(CCTV)の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントは18日、17日に北京で行われた中国プロバスケットボールリーグ(CBA)ファイナル第4戦で、観客どうしが乱闘する騒ぎが発生し、バスケットボール協会がホームチームの北京首鋼に対して22万元(約424万円)のペナルティを科したと報じた。
記事は、17日に行われた試合で北京首鋼が遼寧に111-110で勝利して対戦成績を2勝2敗としたと紹介。そして、試合中には観客席で観客らがケンカしたり罵りあったりしたほか、試合後には一部観客が遼寧の選手やスタッフに対してペットボトルなどを投げ込んだと伝え、中国バスケットボール協会が北京首鋼に対して罰金処分を言い渡したとした。
このニュースに対して、微博のユーザーからは「北京は嫌い。ファンのレベルが低いから」、「北京はスポーツチンピラの街」、「『京罵』は一種の文化だから、みんな寛容にね。わはははは」、「ほんとうに首都市民の面汚し」といったコメントが寄せられた。
また、22万元の罰金処分に対して軽すぎるという声も多く、「100万元(約1900万円)ぐらい罰金取れよ」、「どこが重いペナルティなんだ?」、「北京とバスケ協会はグルなんだから、お金が左から右に流れるだけ」、「ホーム開催権をはく奪しろよ」といった意見が出た。また「審判はどうするんだ」、「協会が無能、審判が無能、ファンがクソ。CBA崩壊の前触れか」とし、今回の件を契機にCBAの改革を行う必要性を指摘するユーザーもいた。
一方「ワールドカップで殴り合って多くの人が死ぬことを考えたら、中国人はペットボトルを投げるだけだからモラルあるよね」という楽天的なコメントもあった。
ユーザーのコメントにあった「京罵」とは、スポーツの試合でヤジを飛ばす北京人の特性を称したもの。2008年の北京五輪開催前には「京罵」をやめて応援マナー向上を呼びかける運動も起きた。しかし、国内のサッカーやバスケットボールの試合などにおいては今もなおその「特性」が息づいているようだ。
ただ、おりしも国民の“モラル向上”が声高に叫ばれているご時世。一国の首都ならば、なおさらイメージアップが必要だ。「京罵」もやがては消えゆく運命にあるのだろうか。(編集担当:近間由保)(イメージ写真提供:123RF)
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