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ノーベル賞の生みの親、アルフレッド・ノーベル(1833〜96年)の遺言状が今月13日から、スウェーデンのストックホルムにあるノーベル博物館で一般向けに展示される。既にノーベル財団のウェブサイトで遺言状の内容は公開されているが、現物のお披露目は初めて。
ノーベルは化学技術者としてダイナマイトや無煙火薬を発明し、現代の金額に換算すると20億スウェーデンクローナ(約287億円)に及ぶとされる富を築き上げた。
ノーベル財団によると、ノーベルは1895年11月27日、パリで遺言状に署名。この中で、自身の遺産の大半を運用して基金を設け、その利子を物理や化学、平和推進など5分野で貢献した人物に賞という形で毎年還元するよう求めた。
ただ、死後に遺言状を読んだ家族は賞の創設に反対し、ノーベルが授賞を要請した団体にも拒否されたため、授与の開始は死去5年後の1901年にずれ込んだ。
遺言状の公開は、同博物館で11月15日まで開かれる展示会「レガシー(遺産)」の一環。AFP通信によると、遺言状は半分に折って金庫で厳重に保管されていたという。