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今月頭、iOS版のマンガ雑誌アプリ「少年ジャンプ+」内で購入できる電子版「週刊少年ジャンプ」において、定期購読価格の”値上げ”と同時に、単号価格の”値下げ”が行われたことで、ユーザーからちぐはぐな価格改定に対する困惑の声が上がっている。
今回の電子版「週刊少年ジャンプ」の価格改定は、円安を反映して4月3日に行われたApple社の基準価格の改定によるものとされている。App Storeにて購入できる電子版「週刊少年ジャンプ」は、これまで300円だった単号価格を250円に”値下げ”。当然、定期購読も単号価格改定に伴い”値下げ”されるかと思いきや、900円から960円に”値上げ”したことで、ユーザーの多くが違和感を持ったようだ。
単号価格が”値下げ”されたことに関しては、ネット上でも「そもそも今までの単品300円が(紙媒体より)高すぎた」「本で買ったら260円だったから適正価格に近付いた」「50円の値下げは英断」など称賛や喜びの声が聞かれたが、定期購読価格が”値上げ”されたことに関しては「なんで単号は値下がりしてるのに定期は値上げなんだよ」といった疑問の声が多く、「単品で買ってなかったから事実上の値上げ」「定期購読者に対するいやがらせ」など厳しい声が上がっている。
一方で、「定期が割安なのは変わらない」「定期購読だとNEXTもついてくるから定期はずっと得」【註:定期購読の場合、増刊「ジャンプNEXT!!」も読むことができる】と、今回の価格改定を冷静に受け止めているユーザーの声もある。
あわせて、今回Android版でも単号価格は”値下げ”されつつ定期購読価格は変更がなく、従来の900円のまま据え置きである。このため、今回の価格改定では事実上Appleユーザーの定期購読者のみが割を食ってしまった印象も。
今回の価格改定でさまざまな意見が噴出したことは、電子版の浸透を表しているともいえる。弾力的な価格設定も電子版の利点だが、振り回される庶民の声も、ぜひ反映してほしいものだ。