社会そのほか速
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気がつけば日ものび、1日また1日と春の足音が近づいている今日この頃。
木々の緑も明るくなって、なんだか、気分もウキウキしてしまいますね。
そんな春を迎える2015年4月4日(土)は、皆既月食を観察することができるようですよ。
是非、宇宙の天体ショーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
皆既月食ってなんだろう
月食とは、地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって月が欠けて見える現象のこと。皆既月食とは、月のすべての部分が地球によって太陽が完全に隠された部分(本影)に入ります。皆既食の間は、月は赤銅色と言われる赤黒い色になります。
この、月が赤い理由については、国立天文台によると「太陽光が大気の中を通過する際、波長の短い青い光は空気の分子によって散乱され、大気をほとんど通過することができません。一方、波長の長い赤い光は散乱されにくく、光が弱められながらも大気を通過することができます。これは、朝日や夕日が赤く見えるのと同じ理由です。」と説明されています。
4月4日の皆既月食はいつどこで見える?
国立天文台によると2015年4月4日の皆既月食は、皆既食だけでなく部分色のはじめから終わりまでを日本全国で見ることができるのだそう。部分食は、午後7時15分過ぎに始まり、月は次第に細くなり、月の全体が地球の本影に入る20時54分過ぎに皆既食となり21時6分までの約12分間観測することができます。部分色の終わりは22時45分です。
皆既食の間は、それまでは月明かりで見えていなかった暗い星が見えてくるので、皆既月食とともに、普段は見えづらい星空を楽しむのもよさそうです。
肉眼でも十分に見ることができますが、双眼鏡や望遠鏡があるとより鮮明に見えますね!
各地の月の出や月食中の月の位置は暦計算室の月食各地予報で確認することも可能です。
国立天文台では「皆既月食を観察しよう2015」キャンペーン、JAXAでは、『みんなで皆既月食を観察しよう』キャンペーンが行われ、月の色を報告したり、皆既月食の写真やスケッチの投稿を受け付けています。
またYouTubeなどでも、国立天文台三鷹キャンパスから皆既月食の中継が行われる予定なので、外で観れない方も中継で観れるチャンスです。
次に皆既月食が日本で観測できるのは、2018年1月31日。約3年後。
今年は、お天気がよければ、日本全国でその変化をしっかりと見ることができるそうなので、空を見上げてみてはいかがでしょうか。
桜と皆既月食の競演を見ることができるかもしれませんね。
[国立天文台 皆既月食2015]