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20年前にV見届けた野球少年たちがチームの中心に、糸井「よく試合を観に行った」
1995年の阪神淡路大震災から今年で20年が経過した。兵庫県神戸市を本拠地として戦ったオリックス・ブルーウェーブは当時、大きな被害を受けながらもファンとチームが一体となり奇跡ともいえるリーグ制覇をなし遂げている。その時の野球少年たちは20年の月日が経った今、イチロー、田口氏らが戦った同じグラウンドに立つことになった――。
今回、1995年から2000年まで使用され右袖に「がんばろうKOBE」のワッペンが入った懐かしのユニホームを着たのは関西出身の糸井、中島だった。
「優勝した時のユニホームを着られることに 興奮している。子供の時はグリーンスタジアム(現ほっともっとフィールド神戸)によく試合を観に行っていたから嬉しい」(糸井)
「優勝した時のユニホームを今年着ることができる。わくわくしてますね」(中島)
2人が着用したのは4月18、19日、ほっともっとフィールド神戸で行われる西武戦で着用する復刻ユニホーム。この試合は「震災20年~がんばろう神戸をもう一度~(あの時を忘れない)」と銘打たれた特別試合だ。
京都府与謝野町出身の糸井、一方、兵庫県伊丹出身の中島は6年生。中島は「すごい地震が来て目が覚めた。あのときはオリックスが勝っていることがすごい明るい話題だった」と振り返る。この2人以外にもT―岡田、坂口、山崎勝、岸田、平野佳、松葉らが関西出身。 オリックスの黄金期を見て育った少年たちが、今やチームの中心として活躍している。
西名球団社長「震災から20年の節目。今年こそは、の思いが非常にあった」
昨年オフに大型補強を行った理由を西名球団社長はこう口にする。
「震災から20年の節目。今年こそは、の思いが非常にあった。“がんばろう神戸”のキャッチフレーズでもう一度、神戸や関西の人々に元気と勇気を与えたい」
1996年以来の悲願の優勝を目指す森脇オリックス。ファンに感動と勇気を与え95、96年のリーグ連覇を果たした先輩たちに続くことはできるのか。キャプテン・糸井は力強く言い切った。
「普段と違うユニホームを着ることで気持ちも変わってくる。20年たってまた皆さんを勇気づけられる活躍をしたい」
2015年。20年の歳月を経て成長した、頼もしいナインたちが悲願のVに向けスタートを切る。