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米航空宇宙局(NASA)は3日、火星と木星の間の軌道をまわっている準惑星「ケレス」に接近中の探査機「ドーン」が、日本時間6日夜(現地時間6日午前)、ケレスに到着し、周回軌道に入ると発表した。
直径950キロと小惑星のなかでも最大サイズを誇る「ケレス」は1801年、イタリアの天文学者によって発見され、冥王星と同じ「準惑星」として分類されている。水蒸気を噴出し、ごくわずかな大気と霜が存在すると考えられていることから、ケレスの研究は、太陽系が誕生した太古の状態を知ることにつながるとして期待を寄せられている。
NASAのジェット推進研究所は3日、記者会見を開き、今月6日に探査機「ドーン」がケレスの周回軌道に突入すると発表した。さらに、ケレスに4万6000キロの距離まで迫ったドーンが9時間かけて撮影した動画も公開。先月18日に当ハザードラボでもお伝えしたように、ケレスの表面に輝く謎の白い点についても言及した。
NASAジェット推進研究所のキャロル・レイモンド副主任研究員は、「氷か塩が太陽の光を反射して白く見えているのではないでしょうか?ケレスの質量の25%は水だと考えられており、地球に水をもたらしたことと関係性があるかもしれません。ケレスの表面や構造を詳しく観測すれば、太陽系誕生の謎にも迫れると思います」と話している。