社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
スギ花粉の飛散がピークを向かえ、花粉症の人にとっては大変な時期ですね。今年は飛散量が多いとされ、もしかして花粉症になったのかな? という人もいると思いますが、風邪でもないのに鼻水、くしゃみを繰り返す原因は、花粉症以外に「寒暖差アレルギー」というものがあります。今回は、花粉症と間違えやすい「寒暖差アレルギー」について、原因と対処法をご紹介します。
■寒暖差アレルギーの特徴
寒暖差アレルギーの特徴は、風邪と花粉症の症状を併せ持つことです。風邪の初期症状が慢性的に続いているような状態で、鼻水やくしゃみが出るけど、悪寒はない、季節問わず通年の鼻炎症状に悩まされている、などがあります。
■花粉症と寒暖差アレルギーの違い
「寒暖差アレルギー」の正式名称は「血管運動性鼻炎」。花粉症が「花粉」という抗原(アレルゲン)が原因なのに対し、寒暖差アレルギーの原因はまだはっきりわかっていませんが、温度差、疲れ、寝不足、精神的ストレス、香料、タバコなどが症状を引き起こすといわれています。
また、鼻水やくしゃみなどの症状が共通していますが、寒暖差アレルギーは目の充血がない点、花粉症には関係がない気温の変化にも影響される、という違いがあります。
■寒暖差アレルギーの対処法
「アレルギー」と名前がついていますが、寒暖差アレルギーは自律神経の働きの悪さが原因。寒暖差が7℃以上になるとカラダの調整機能が追いつかず、鼻の血管が敏感になってしまうというメカニズムです。寒暖差の激しい3月は症状が出やすい時期。
そのため、対処法は「自律神経の働きを整えること」になります。十分な睡眠をとるほか、手の甲側の手首にある「外関(がいかん)」のツボを温かくなるまで擦るという方法も効果があるようです。外関は寒暖差を察知するツボなので、この部分を冷やさないようにしましょう。
症状だけでは花粉症なのか、寒暖差アレルギーなのか判断が難しいところ。治療法が全く異なるので、どちらなのかわからないけど症状が出ているという人は、耳鼻咽喉科で検査してみてくださいね。
(坂本雅代)