明治安田生命J1リーグ1stステージ第3節が22日に行われ、横浜F・マリノスがサガン鳥栖に1-0で勝利した。

　　決勝点を奪ったのはMF兵藤慎剛だった。エリア内のこぼれ球にいち早く反応し、右足でゴールを決めた。しかし、勝利の立役者は満足していない。

　「まだまだチームとして上を目指せるというか、クオリティ自体が高くないと思う」と話す。後半終盤のピンチはGK榎本哲也のファインセーブで難を逃れた。守護神のプレーに兵藤は「助かりました」と笑顔を見せるも「2-0にきっちりできていればもっと楽な展開で終われましたし、ああいう危ないシーンを最後に作ってしまったことはチームとしての未熟さが出たと思う」と振り返った。

　　それでも「初戦と比べたらこの2試合は守備も安定してきましたし、攻撃の部分でもいいビルドアップが何回かできた」と、手応えも掴んでいる様子。

　　新加入のFWアデミウソンについても「彼の動きがだいぶわかってきた」と、連係の部分で向上も見られるという。

　　ようやく手にした今季初勝利。課題はあるものの、横浜FMは復調の兆しを見せている。