社会そのほか速
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(C)2014「さいはてにて」製作委員会
将来のこと、恋愛のこと、人間関係のことなど、悩みを抱えたとき、誰かに相談したくなりますよね。同性にしかわからないことは女友達に打ち明ける人、多いのではないでしょうか。しかし、相手を選ばないと相談事もまったく解決しないばかりか、悩みが大きくなる危険も!
映画『さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~』の珈琲店を営む岬(永作博美)は、行方不明の父の帰りを待つために奥能登へとやってきます。近所のシングルマザーの絵里子(佐々木希)とは、最初こそいい関係を築けませんが、徐々に友情が芽生え、2人は友情を育んでいきます。
何でも話せる友達がいるって心強い! では岬と絵里子の関係を見ながら悩みを相談できる友達の絶対条件をあげてみましょう。
1.性格が正反対であること
岬と絵里子の性格は正反対です。岬は強い意志を持って東京から奥能登へやってきました。一方、絵里子は流れるままに生きる女性です。2人の子供を育てていますが、これといった目標があるようには見えません。
2人の間には最初、険悪な空気が流れます。特に絵里子は、よそ者の岬が自分の子供たちと仲良くなっていくのが面白くありません。それが様々な出来事を経て打ち解けていくのですが、一番良かったのは性格が正反対だったことでしょう。同じような性格だったら、絵里子は何も変わらないまま、ダメ男と付き合い、何となく生きていたでしょう。性格が違う相手だからこそ、違う側面から物事を見ることができたのです。
似た物同士だと同じような失敗をしがちなので、相談しても堂々巡りになりがちです。でも性格が違う人とならば、ハっと気付くこともあるはず。「その手があったか!」と心の中で叫んでしまうかも。思いがけない解決法を提示してくれたり、アドバイスをくれたりするのは、性格が正反対の人なのです。
2.距離のある関係の方がいい
岬の営む珈琲店の前の民宿に、絵里子は子供たちと住んでいます。でも金沢に仕事に出ていて不在が多いので、岬と絵里子の関係は常に一定の距離を置いています。その距離はお互いが心を許し合うと縮まっていきますが、それでも大親友というより、認め合う関係といった感じです。そこがポイント!
いつも一緒にいる家族のような大親友の方が自分をわかってくれる! と思うでしょうが、相談事になるとまた変わってきます。近すぎると逆に言えないことが出てきてしまうのです。…