社会そのほか速
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皆さんは、交渉を有利に進める方法をご存知だろうか? さまざまな方法があるため、いくつかの手段を知っている人もいるかもしれない。「おしトピ by 教えて!goo」で、その方法を尋ねてみたところ、とてもタメになる回答が寄せられていたので、ご紹介しよう。
「交渉を成立させるコツ教えて」
■笑顔、第一印象をよくする、相手を尊重する
「まずは笑顔。次に相手のニーズに合った話を聞きながら、決して否定しない」(けこよこさん)、「常に相手目線。謙虚に、真摯に。そして笑顔」(ままメリーさん)、「第一印象をよくして、会話の主導権を握れたら8割方は有利に進めます」(夢芝居さん)、「相手の意見を真摯に聞く。決して相手を追い込まず、逃げ道を残す」(きっちゃんたくちゃんさん)と、皆さんさまざまな交渉テクニックを持っているようだ。
■ズバリ、一番効果的な交渉テクニックとは!?
他にも、さまざまな交渉テクを知っている方もいるだろう。そこで今回は、心理学者の内藤誼人先生に、ズバリ一番効果的な交渉テクニックを教えてもらった。
「一番効果的なのは、自分の会社に相手を来させることですね。自分の会社に呼び寄せることで、相手は心理的に萎縮し、自分は堂々といつも通りに振舞うことができます。これを『ホームアドバンテージ効果』と言います」(内藤先生)
自分の会社というのは、言ってみれば過ごし慣れた場所であり、普段通りに振舞うことができる場所である。しかし、相手の会社に行くということは、慣れない場所での交渉となり、どんなに交渉が上手い人でも不利になるという。
「カナダのブロック大学のジャスティン・カーレンは、アイスホッケーの試合(ホーム戦とアウェイ戦)を分析しました。その結果、ホーム戦での試合の方が得点が高いという分析結果が得られたのです。さらに、試合出場者の唾液を分析した結果、ホーム戦の方がテストステロンの分泌が多かったのです」(内藤先生)
テストステロンとは男性ホルモンの一種であり、筋肉を増大する作用がある。ホーム戦……つまり、勝手知ったる場所での試合の方が、有利な試合をすることができたのである。ということは、交渉においても、有利に働くに違いない。
ちなみに、各国がオリンピックの開催地を取り合うのも、経済活性化以外の要因として、この「ホームアドバンテージ効果」を期待しているということも考えられるそうだ。何か重要なことをする時には、自分が慣れている場所で戦うとよいだろう。…