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【チュニス時事】チュニジアの観光客襲撃事件で、カイドセブシ大統領は19日、フランスのテレビ番組に対し、首都チュニスの博物館を襲った実行犯が「恐ろしい爆発物」を所持していたと語った。AFP通信が伝えた。治安部隊が起爆を阻止し、惨事の拡大を防いだという。
大統領は「恐ろしい爆発物を身につけていたことが分かった」と述べた。実行犯は銃撃で日本人を含む多数の観光客を死傷させたが、治安部隊の適切な対応が爆発物を使う時間的な余裕を与えなかったとの見方を示した。
AFP通信などによると、シド首相はテロ対策法案を審議中だった国会に近い博物館で事件が起きたことについて「保安体制に欠陥があった」と認め、軍と治安機関の緊密な協力が必要だと強調した。