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(台北 23日 中央社)23日午前6時31分頃、台湾鉄路縦貫線桃園駅構内で、架空電車線(架線)が切れるトラブルがあった。この影響で同線は鶯歌(新北市)―内レキ(桃園市)間の上下線で午後0時4分ごろまで断続的に運転を見合わせ、通勤通学客など約1万6000人の足が乱れた。台鉄では近年、架線トラブルによる運行支障が相次いでいる。(レキ=土へんに歷)
▽通勤の足絶たれた利用客からは不満の声
湿った季節風の影響で大雨となった桃園駅では運行再開を待ったり、台北方面の高速バスに乗り換える人などで混雑した。新北市内へ通勤中だった葉さんは、駅に着いて事情を知り、「会社を休むしかないですね」とあきらめ顔。新北市の板橋から鶯歌に向かっていた頼さんは「普段から同じような事故が多いし、対応も悪い」と台鉄への不満を口にした。
▽相次ぐ架線トラブル
台鉄では昨年、架線トラブルによる運行支障が少なくとも7回起きている。2月28日には桃園県(当時)内を走行中だった特急列車のパンタグラフが架線を切断して約6万人に影響。7月28日には台北市内の台北―松山間でも架線が切断し、2万人の足が乱れた。
昨年下半期には日本の専門家を招いて調査を実施。パンタグラフの欠陥や架線自体の品質にも問題があることが分かり、改善策を講じるなどしていた。
台鉄は今回のトラブルの原因について、現在調査中だとしている。
(汪淑芬、林長順、卞金峰、蘇龍麒/編集:齊藤啓介)