社会そのほか速
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福原志保さん、Georg Tremmelさん、吉岡裕記さん、Philipp Boeingさんからなるアーティストユニット・BCLが、金沢21世紀美術館にて、展覧会「Ghost in the Cell:細胞の中の幽霊」を2015年9月19日(土)から2016年3月21日(月)まで開催する。
本展覧会では、現在の日本のポップカルチャーの代表格としてネット上で世界的な人気を誇る音声合成ソフト「初音ミク」に遺伝子と細胞を与え、「生命/非生命の境界」、「二次創作や芸能/芸術」のはざまで育まれる現代日本の特異な想像力の可能性を探究する。
国際的な議論を巻き起こすアーティスト・ユニット
BCLは、科学、アート、デザインの領域を超えたコラボレーションを行うユニット。2004年にGeorgTremmelさんと福原志保さんによってイギリスで立ち上げられた。
2007年に東京に活動拠点を移し、InterCommunicationCenter(ICC)や、アルスエレクトロニカなど、国内外の美術館やギャラリーで展示を行ってきた。
特に、バイオテクノロジー(生物工学)の発展が与える社会への影響や、水に関する環境問題に焦点を当てた作品制作を行い、閉ざされたテクノロジーを人々に開いていくことを目指した活動をしてきた。
「Ghost in the Cell:細胞の中の幽霊」は、金沢21世紀美術館が4月からスタートさせる「ザ・コンテンポラリー」シリーズの第3弾として開催される。開催に併せて、Web上での共同制作が4月26日(日)から7月26日(日)まで、ハッカソン(開発イベント)が、7月24日(金)から7月26日(日)まで行われるという。
新たな技術や、近未来の問題をモチーフにした作品制作で、国際的な議論を巻き起こしてきた話題のユニットと、現代を代表するテクノロジーの1つ「初音ミク」のコラボレーションだけに期待が高まる。