社会そのほか速
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一見すると、相撲の番付にしか見えないが、よくよく見ると並んでいるのは野球選手の名前。野球界番付社代表の塩村和彦氏は23年にわたり、全プロ野球選手を実績順に格付けするこの日本野球界番付を作成し続けている。
「初めてこの番付を作った’93年は、ちょうど阪神で新庄剛志選手、亀山努選手がブレイクした翌年だったので、野球番付を見た阪神ファンから『なんで、亀山がこんな下のほうなんや』『新庄が横綱に決まっとるやろ』と想像以上に反響がありました(笑)。私としては1年の結果で格付ける気は最初からなかったので、’85年から’92年までの成績を基に初めての番付を作成しました。’92年に引退した門田博光選手は、番付に名前が載ることはなかったのですが、それまでの成績は横綱相当だと判断して、初代横綱になっています」
⇒【画像】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=824047
1年の成績だけで一気に幕内に飛び級することはないだけでなく、一度、横綱になれば降格しない点も大相撲の規則に準じている。
「今年は昨年に引き続き小笠原道大選手の一人横綱ですが、今は名誉職に近い立ち位置ですね。大相撲なら『引退勧告』があって然るべき状態。実際に『なぜ小笠原が横綱なのか?』という問い合わせもきます」
旬を過ぎた横綱の扱いに苦慮する一方、次の横綱の誕生にも時間がかかりそうな見通しを塩村氏は明かす。
「来年の番付で横綱昇格の可能性があるとすれば、東の大関である内川聖一選手が最も近い位置にいますが、圧倒的な成績はもちろん、チームを日本一に導くような印象的な活躍が必須です。あとは、東の関脇で復帰した黒田博樹選手が、来年は番付のどこに名前が載ることになるのか注目しています」
【塩村和彦氏】
野球界番付社代表。番付は1枚200円で購入することができる(〒530-0043 大阪府大阪市北区天満3-6-19 電:06-6351-5146)
取材・文/SPA!プロ野球取材班 撮影/ホリバトシタカ 渡辺秀之
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